こんちゃー!machiです🎵
今回のテーマはコレです。
「賃貸と持ち家、どっちが得なの?」
X(旧Twitter)でも定期的に大論争になりますよね(笑)
「家賃は捨て金!」「いやローンの利息こそ捨て金!」——どちらの言い分もわかる、わかるんですが。
自分の条件で実際に計算した人って、ほとんどいないんじゃないかと思うんです。
machiは一級建築士として住宅設計に長年関わってきました。そんな立場から今回は建築士目線 × 資産形成ブログの角度で、本気でシミュレーターを作って検証してみました。
「土地と建物を分けて、建物は耐用年数で価値が減っていく」というリアルな計算モデルを採用しています。ぜひ自分の数字を入れて試してみてください!
🏠 賃貸派・持ち家派、それぞれの言い分
まず両者の主張を整理しておきましょう。
| 賃貸派の主張 | 持ち家派の主張 |
|---|---|
| 家賃は払い続けるだけで何も残らない | ローンを払い続ければ資産になる |
| ローンの利息と管理費も捨て金では? | 修繕費・固定資産税も確かにかかる |
| 浮いたお金を投資すれば資産は作れる | 家は「強制貯蓄」になる |
| 身軽に住み替えられる | 老後に家賃がかからないのは安心 |

machiは建築士だから、当然「持ち家派」なんじゃないの?

実はどちらでもないんだよ(笑)
両方とも、前提条件を固定したうえで「自分が有利な話」をしているだけなんだよね。「何年住むか」「どこに買うか」「土地と建物の比率は?」で答えはガラッと変わる。

じゃあ「正解」は人によって違うってこと?

そう!だから「どっちが得か」を議論するより、「自分の条件で計算する」ことが大事なんだよ。それを今回シミュレーターで可視化してみた。
🔍 建築士が指摘する「見落とされがちな3つのポイント」
① 建物の価値は耐用年数で「じわじわゼロ」に近づく
持ち家の価値は「土地」と「建物」に分かれています。このうち建物の価値は年々下がっていきます。

え、買ったときの値段がずっと続くわけじゃないの?

そう。建物には「耐用年数」があって、その年数をかけて価値がゼロに近づいていくんだよ。
木造なら22年、鉄筋コンクリート(RC造)なら47年。
一方、土地の価値は基本的に残る。だから「物件価格のうち土地が何割か」が超重要なんだ。

木造22年って……22年後には建物の価値がゼロってこと?

会計上はそういうことになる。もちろん実際の売買では「状態が良ければ上乗せされる」こともあるけど、建物価値がゼロになったとき、残るのは土地だけというのが基本の考え方。
だから郊外の安い土地に木造一戸建てを買うと、売るとき「え、こんな値段?」ってなりやすい。
📌 耐用年数の目安(国税庁の定め)
- 木造・軽量木骨:22年
- 軽量鉄骨(骨格材3〜4mm):27年
- 鉄骨造(骨格材4mm超):34年
- 鉄筋コンクリート造(RC):47年
※税務上の目安です。実際の市場価格とは異なります。
② 「土地比率」が高い物件ほど資産価値が残りやすい

じゃあ都内の物件は有利ってこと?

傾向としてはそう。都心は物件価格に占める土地代の比率が高いから、建物が古くなっても資産価値が残りやすい。
逆に郊外の木造一戸建ては土地比率が低いことが多くて、22年後には「ほぼ土地の値段だけ」になる。そのとき土地も値下がりしてたら……って感じ。

「安い物件を買えばいい」って話でもないんだね。

そう。「土地代がどれだけ含まれているか」を必ず確認してほしい。不動産の売買契約書には土地と建物の内訳が書いてあるから、必ずチェックして。
③ 「管理費+修繕積立金+固定資産税」が30年で1,000万円超えることも
マンションを買った場合、ローン返済とは別に毎月かかるコストがあります。

「ローンが家賃と同じ金額だから買っちゃえ!」ってなりがちだよね(笑)

それが一番危ない(笑)
たとえば管理費・修繕積立金が月3万円、固定資産税が年15万円とすると——
💡 30年間の「ローン以外」のコスト試算
- 管理費・修繕積立金:月3万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,080万円
- 固定資産税:年15万円 × 30年 = 450万円
- リフォーム費用(20年目に一回):100万円
- 合計:約1,630万円
※修繕積立金は築年数で上がる場合が多い。あくまで概算です。

1,630万円!?ローン以外でそんなにかかるの……!

だからこそ「家賃 vs ローン」じゃなくて、「家賃 vs ローン+管理費+税金+修繕費」で比べないといけない。賃貸との差額が思ったより小さかった……ってこともよくあるよ。
🧮 シミュレーターで自分の条件を試してみよう
ここが本番です。以下のシミュレーターにあなたの条件を入力してみてください。
⚙️ 入力できる主な項目
- 物件購入価格・頭金・ローン金利・期間
- 土地代の割合・建物の耐用年数・土地の値上がり率(←ここがポイント!)
- 管理費・修繕積立金・固定資産税
- 家賃・管理費・引越し頻度・初期費用
- 余剰資金の運用利回り・物価上昇率
- リフォーム費用・売却時の手数料 など
スライダーをぐりぐり動かすだけで自動計算されます。
「🔗 URLをコピー」ボタンを押せば今の設定がURLに保存されるので、パートナーに送って一緒に確認したり、SNSでシェアしたりできますよ✨
※スマートフォンでは横スクロールしてご覧ください。PCでの利用を推奨します。
📊 まちもち家の条件で実際に試してみた
📋 まちもち家・想定条件
- 物件:都市部のRC造マンション
- 購入価格:4,500万円(うち土地代50%=2,250万円)
- 建物耐用年数:47年(RC造)
- 頭金:500万円 / 借入:4,000万円
- 金利:1.5% / ローン期間:35年
- 管理費・修繕積立金:月3万円 / 固定資産税:年15万円
- 比較する家賃:月15万円(管理費込み)
- 期間:30年 / 余剰資金の運用利回り:3%

結果はどうなったの!?

この条件だと、13年目あたりで持ち家の実質負担が賃貸を下回って、30年後には持ち家のほうが約300〜400万円お得という結果になった!
RC造で土地比率50%だから、売却時にかなりの額が戻ってくるのが大きいんだよね。

じゃあ同じ金額でも、木造の郊外一戸建てだったら変わる?

全然違う結果になる!
木造・耐用年数22年・土地比率30%・土地が微減(−0.5%/年)に変えると、30年後には賃貸のほうが有利になるケースが出てくる。
22年後に建物価値がほぼゼロになって、売却しても土地代しか戻らないから。

同じ金額の物件でも、構造と立地でこんなに変わるんだね……!

だからこそシミュレーターで「建物耐用年数」「土地代の割合」を変えて試してみてほしい。物件選びの判断基準にもなるよ!
🤔 結局どっちが得なの?

色々試してみたけど、結論ってあるの?

ズバリ言うと、「15年以上住む予定があるなら持ち家有利になりやすい」かな。
ただし「どこの土地に」「どんな構造で」という条件次第でガラッと変わる。
✅ 持ち家が有利になりやすい条件
- 同じ場所に15年以上住む予定がある
- 都市部など土地の価値が残りやすいエリア
- RC造・鉄骨造など耐用年数が長い構造
- 物件価格に占める土地代の比率が高い
- 余剰資金をあまり運用しない(運用利回りが低い)
✅ 賃貸が有利になりやすい条件
- 転勤・転居・ライフスタイル変化の可能性がある
- 郊外・地方など土地が値下がりしやすいエリア
- 木造など耐用年数が短い物件を検討している
- 浮いたお金をインデックス投資などで運用できる
- 老後は施設入居や住み替えを想定している

「持ち家=資産になる」って一概には言えないんだね。

そう。「どこの土地に・どんな構造の家を・何年住むか」で全然違う。
あと数字には出ない話もあって、持ち家は「自分の城」という安心感や自由がある。好きにリフォームできるし、ペット飼えるし、壁に釘打てるし(笑)

壁に釘!(笑)でも確かにそれ大事(笑)

大事!(笑)
ただ、「感情で決めるにしても、数字は把握したうえで」が大前提。後悔しない選択のためにシミュレーターを活用してほしい。
✅ まとめ
📝 この記事のまとめ
- 賃貸 vs 持ち家は「条件次第」。どちらが絶対お得とは言えない
- 建物の価値は耐用年数(木造22年・RC47年)で下がる。土地比率が資産価値を左右する
- 持ち家の総コストはローン+管理費+固定資産税+修繕費を合計して比較する
- 賃貸の場合は余剰資金をどれだけ運用できるかがカギ
- 15年以上住む × 土地比率高い × RC造なら持ち家有利になりやすい
- シミュレーターで自分の数字を入れて、「URLをコピー」でパートナーとシェアしてみよう!
「数字では賃貸のほうが有利でも、やっぱり持ち家に住みたい!」——それも全然いい選択だと思います。
ただ、どれくらいの差があるのかを知ったうえで決めるのと、知らずに決めるのでは大きく違う。
このシミュレーターが、あなたとパートナーの「家の話」のきっかけになれば嬉しいです🎵
🏠 間取り・住宅プランのご相談はmachi(一級建築士)へ
「この物件の間取り、どう思う?」「注文住宅の打ち合わせで不安がある」——
そんな相談を一級建築士の目線でサポートします。
次回は「住宅ローン、変動 vs 固定どっちを選ぶべき?」を検証予定です。お楽しみに〜🎵
ではまた!



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