【積立投資の終わり方】会社員は年金込みで“いくら”貯まれば終われるか計算してみた

資産形成

こんちゃー!まちもちチャンネルのmachiです🎵

「積立投資の始め方」の情報って、世の中にあふれていますよね。NISAの口座開設、オルカンの積立設定、入金力の上げ方……。でも、「終わり方」を教えてくれる人はほとんどいません。

今回のテーマは、ずばり「積立投資の終わり方=出口戦略」。いつまで積み立てて、いつから、どうやって取り崩すのか。さらに会社員の強い味方「厚生年金」も計算に入れて、「積立投資はいくらになれば終われるのか」をまちもち家の生活費で実際に計算してみます。まだ先の話に思えるかもしれませんが、実は積み立てている今のうちに知っておくと安心感がまるで違う話なんです。

mochi
そういえば、うちって毎月コツコツ積み立ててるけど……この積立、いつ終わるの?ゴールって決まってたっけ?
machi
いい質問!投資はお金を増やすのが目的じゃなくて、増やしたお金を人生で使うのが目的だからね。「終わり方」を決めていない投資は、ゴールのないマラソンと同じなんだ。

積立投資の「終わり」はいつ来る?

まず整理したいのは、「積立の終わり」には2つの意味があるということです。

📌 「終わり方」の2つのフェーズ
  • ①積立をやめるとき:毎月の入金をストップする(=資産形成の卒業)
  • ②取り崩しを始めるとき:育てた資産を売って、生活費や夢のために使い始める

この2つは同時じゃなくてOK。「積立はやめたけど、取り崩しはまだ。運用だけ続ける」という中間の期間があっていいんです。積立をやめるきっかけの代表例はこの3つ。

  • 目標金額に到達した(例:老後資金として◯◯万円貯まった)
  • 収入が変わった(退職・働き方の変化で入金の余力がなくなった)
  • お金の使いどきが来た(教育費のピーク、住宅、リタイア)
mochi
え、「積立はやめたのに売らない」期間があっていいんだ!?なんか中途半端じゃない?
machi
むしろ王道だよ。積立をやめても、運用を続けている限り複利は働き続ける。「入金する時期」「育てる時期」「使う時期」の3段階で考えると、出口はすごく整理しやすくなるんだ。

いちばんやってはいけないのは「一括で全部売る」

「リタイアしたから全額売却して銀行預金に!」——実はこれ、もったいない終わり方の代表例です。

⚠️ 一括売却がもったいない理由
  • 運用の複利が完全に止まる:65歳で引退しても、資産に働いてもらう時間は20〜30年残っている
  • インフレに負ける:物価が上がると、預金だけの資産は実質的に目減りしていく
  • タイミングの一発勝負になる:たまたま暴落中に売ってしまうリスクを一身に背負う

そこで大事になるのが、「運用しながら少しずつ取り崩す」という考え方。積立投資が「時間を分散して買う」ことだったように、出口では「時間を分散して売る」んです。入り口と出口は、実はきれいに対称なんですね。

mochi
なるほど、積立の逆再生をするイメージか〜。ドルコスト平均法の売るバージョンだ!
machi
そのとおり!しかも運用を続けながら取り崩せば、資産の寿命はぐっと延びる。ここで登場するのが、有名な「4%ルール」だよ。

取り崩しの目安「4%ルール」と、定額 vs 定率

4%ルールとは、米国の研究(いわゆるトリニティスタディ)に由来する経験則で、「リタイア時の資産の4%を毎年取り崩しても、資産は30年程度もつ可能性が高い」というもの。株式と債券に分散したポートフォリオを前提にした米国のデータなので、日本でそのまま使えるわけではありませんが、「取り崩し率の出発点」として世界中で参考にされています。

そして実際に取り崩すときの方法は、大きく2つあります。

方式 やり方 メリット デメリット
定額取り崩し 毎月◯万円と金額を固定して売る 毎月の受取額が一定で生活設計がしやすい 暴落時にも同じ額を売るため口数の減りが早く、資産が枯渇しやすい
定率取り崩し 残高の◯%(年4%など)を売る 暴落時は取り崩し額も自動で減るので資産が長持ちする 受取額が毎回変わる。資産が減ると晩年の受取額も減っていく
mochi
うーん、どっちも一長一短だね……。結局どっちがいいの!?
machi
僕のおすすめは「前半は定率、後半は定額」のハイブリッド。資産が大きくて運用期間も長い前半は、資産が長持ちする定率で。年齢を重ねて「もう増やすより確実に使いたい」フェーズに入ったら、生活設計しやすい定額に切り替える。年齢とともに攻めから守りへ、だね。
mochi
でもさ、毎月自分で「今月は残高の0.33%売って……」なんて計算して注文するの、絶対めんどくさいよ?おばあちゃんになった私にできる気がしない!
machi
そこは安心して。主要ネット証券には、投資信託を毎月自動で売ってくれる「定期売却(自動取り崩し)サービス」があるんだ。積立設定の逆で、一度設定すればあとは自動。金額指定や率指定が選べるから、出口も「ほったらかし」にできる時代なんだよ。

売る順番も大事!「課税口座から先、NISAは最後」

取り崩しには、実は「どの口座から売るか」という順番の問題もあります。基本セオリーはこれです。

🏦 取り崩す口座の順番(基本セオリー)
  • ①特定口座(課税口座)から先に売る:利益に約20%課税される口座を先に整理
  • ②NISA(非課税口座)はできるだけ最後まで運用:非課税の恩恵は、運用期間が長いほど大きくなる

非課税で増え続けるNISAは、いわば「いちばん働き者の口座」。最後まで働いてもらうのが合理的です。ちなみに新NISAは売却すると翌年に生涯投資枠(簿価分)が復活するので、「使ったら枠が戻る」柔軟さも覚えておくと安心です。

また、取り崩し期に入る前には「生活費の1〜2年分の現金クッション」を用意しておくのもおすすめ。暴落が来ても現金で1〜2年しのげれば、「安値で売らされる」事態を避けやすくなります。


会社員には「厚生年金」がある!全部を取り崩しで賄わなくていい

mochi
ねぇ、ここまでの話って「老後の生活費をぜんぶ取り崩しで賄う」前提だよね?それだと、いくら貯めても足りない気がしてきた……。
machi
そこが今日いちばん大事なポイント!出口戦略を考えるとき、多くの人が忘れがちなのが公的年金。特に会社員は「国民年金+厚生年金」の2階建てで年金を受け取れるから、老後の生活費のベースはまず年金がカバーしてくれるんだ。取り崩しで賄うのは「年金で足りない分」だけでいい。

では、実際にいくらもらえるのか。最新の令和8年度(2026年度)の金額を見てみましょう。

👴 令和8年度(2026年度)の公的年金額
  • 国民年金(老齢基礎年金・満額):ひとり月70,608円(40年納付した場合)
  • 厚生労働省のモデル年金(夫婦2人)月237,279円(年間約285万円)
    ※夫が平均的な収入(月額換算約45.5万円)で40年会社員として働き、妻が同期間専業主婦(扶養内)だった世帯のモデル
mochi
夫婦で月23.7万円!?思ってたよりもらえるんだね!年金って「あてにできない」ってイメージだったよ……。
machi
「年金だけで足りる」わけではないけど、「ゼロ」でも全然ない。ここを無視して出口を計算すると、必要以上に貯めすぎて、人生でお金を使うタイミングを逃すことになりかねないんだ。ただし注意点もあるよ。
⚠️ 年金を計算に入れるときの注意点
  • 金額は「額面」:ここから税金や社会保険料が引かれるので、手取りは1割前後少なくなるイメージ
  • モデル年金はあくまで「平均的な会社員」の例:現役時代の収入と加入期間で大きく変わる。自分の見込み額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で必ず確認を
  • 受給開始は原則65歳から:それより早くリタイアするなら、65歳までの生活費は別途必要

実際に計算!積立投資は「いくら」になれば終われる?

ここまでの材料がそろえば、「積立のゴール金額」は自分で計算できます。使う式はこれだけ。

🧮 積立のゴール金額の計算式(4%ルールの逆算)
  • ゴール金額 =(年間生活費 − 年金収入)× 25
  • 年4%で取り崩す=資産の25分の1ずつ使う、なので「足りない分の25倍」があればいい
mochi
じゃあ、まちもち家で計算してみようよ!うちの生活費は月40万円だから……年間だと480万円だね。
machi
うちは夫が会社員・妻が扶養内パートだから、年金はさっきのモデル年金に近い年間約285万円(月23.7万円)が目安。つまり年金で足りないのは480万 − 285万 = 年間約195万円。これを4%ルールで賄うなら……195万 × 25 = 約4,900万円。これがまちもち家の「積立を終われる金額」の理論値だよ。
💰 まちもち家のゴール金額を計算してみた
  • 年間生活費:月40万円 × 12ヶ月 = 480万円
  • 年金収入(65歳以降・モデル年金ベース)約285万円/年
  • 取り崩しで賄う不足分:480万 − 285万 = 約195万円/年(月約16万円)
  • 必要な資産:195万 × 25 = 約4,900万円
mochi
え、約4,900万円!?うちの目標って総資産1億円だよね?半分でいいってこと!?年金パワーすごくない!?
machi
そう、年金を計算に入れるとゴールは思ったよりずっと近い。ただし約4,900万円は「65歳から年金をもらいながら暮らす」ための最低ライン。まちもち家が1億円を目指すのは、①65歳より早く仕事をセーブする選択肢を持ちたい(年金までのブランク期間は全額取り崩しになる)、②年金は額面で、実質的な目減りリスクもある、③旅行や家族のイベントを我慢しない「ゆとり」が欲しい——この3つの上乗せ分なんだ。
mochi
なるほど、4,900万円が「守りのゴール」で、1億円が「攻めのゴール」ってことか。数字で見えると、毎月の積立のモチベーションも上がるね!
machi
それがこの記事でいちばん伝えたかったこと。出口戦略は「いつか考えること」じゃなくて、「今知っておくと積立を続けやすくなるもの」なんだ。うちは1億円に到達したら積立を卒業して、定率の取り崩しに切り替える予定。教育資金は投資と分けて確保してあるから、子どもの進学で積立を止めない設計にしてるよ。ゴールテープの位置がわかっているマラソンは、走り続けられるからね。
📝 まちもち家の結論
  • 積立の出口は「積立をやめる」「取り崩しを始める」の2段階で考える。間に「運用だけの期間」があってOK
  • 一括売却は避けて、運用しながら少しずつ取り崩す(目安は4%ルール)
  • ゴール金額は「(年間生活費 − 年金収入)× 25」で逆算できる。まちもち家は生活費月40万円で約4,900万円が理論値、1億円は「ゆとり込み」の目標
  • 方式は前半・定率→後半・定額のハイブリッド、実務は証券会社の定期売却サービスで自動化
  • 売る順番は特定口座が先、NISAは最後。取り崩し期の前に現金クッション1〜2年分

まとめ

  • 投資の目的はお金を増やすことではなく、増やしたお金を人生で使うこと。「終わり方」を決めていない積立はゴールのないマラソン
  • 出口では「時間を分散して売る」。積立(時間分散の買い)ときれいに対称
  • 定額は生活設計向き、定率は資産長持ち向き。年齢とともに定率→定額へ切り替えるのが現実的
  • 口座の順番は課税口座から先、NISAは最後まで非課税で運用
  • 会社員は厚生年金がベース収入になる(モデル年金は夫婦で月23.7万円・令和8年度)。老後の生活費を全部取り崩しで賄う必要はない
  • 積立のゴール金額は「(年間生活費 − 年金収入)× 25」。まちもち家(生活費月40万円)なら約4,900万円が理論値
  • 出口戦略を知ることは、今日の積立を安心して続けるための燃料になる
mochi
みんなは積立のゴール、決めてる?「◯歳で取り崩し開始予定!」とか、コメントでぜひ教えてね!
machi
始め方より終わり方。まちもち家も1億円のゴールテープに向かって、これからも淡々と積み立てていきます!

※本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。年金額は令和8年度の金額で、今後の改定により変わります。税制・各社サービスの内容も変更される場合がありますので、最新情報をご確認のうえ、投資はご自身の判断でお願いします。


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それではまた!machiでした🎵

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