こんちゃー!まちもちチャンネルのもちです🎵
新NISAでコツコツ積み立てているお金。増やす話はよく見かけるのに、「じゃあ、いつどうやって下ろすの?」という話は、あまり出てきません。
私も最初は「一番高いときに売ればいいのかな」と思っていました。でも、これは無理だなとすぐ気づきました。一番高いときは、過ぎてからしかわからないからです。
そこで、わが家は「当てにいかない出口」を決めました。この記事では、その3つのルールと、決めるときに知っておいてよかったことをまとめます。
- 取り崩しには「定額」と「定率」の2つがあり、性格がまったく違うこと
- 出口でいちばん怖いのは暴落そのものではなく、暴落のタイミングだということ
- 新NISAは売っても枠が戻るので、一気に売る理由がないこと
- わが家が決めている、ゆるい3つのルール
そもそも、取り崩しには2つのやり方があります
証券会社の「定期売却サービス」を見ると、だいたいこの2つが選べます。似ているようで、結果はかなり変わります。
| 定額取り崩し | 定率取り崩し | |
|---|---|---|
| やり方 | 毎月◯万円と決めて売る | 毎月、残高の◯%を売る |
| 受け取る額 | 一定なので生活設計しやすい | 相場で増減する |
| 暴落したとき | 同じ金額を作るのにたくさん売ることになる | 売る量も自動的に減る |
| 資産の寿命 | 減りが早くなることがある | 理論上ゼロにはなりにくい |
ここ、私がいちばん「なるほど」と思ったところです。積み立てるときのドルコスト平均法は、安いときにたくさん買えるのが良さでした。ところが定額で取り崩すと、その逆が起きます。安いときにたくさん売ってしまうんです。
「4%ルール」は、そのまま日本で使えるわけではありません
取り崩しの話で必ず出てくるのが「4%ルール」です。米国のトリニティ大学の研究がもとになっていて、株式と債券のポートフォリオから毎年4%ずつ取り崩せば、30年間資産が尽きなかったケースが多かった、というものです。
目安としては便利なのですが、そのまま日本の家計に当てはめると少しズレます。
- 税金:課税口座で売れば、利益に約20.315%かかります(NISA内なら非課税)
- 為替:オルカンや米国株は円高になると、成績が良くても円での受け取りは減ります
- 期間:もとの研究は30年前提。60歳から使うなら、もう少し長く見ておきたいところです
なので私は「4%は上限のイメージ」くらいに置いています。実際に取り崩すのは3%前後から始めて、様子を見ながら調整するつもりです。1,000万円あれば年30万円、月にすると2万5千円。数字にすると、思ったより控えめです。
出口で本当に怖いのは、暴落そのものではありません
これは調べていていちばん腑に落ちた話です。
取り崩しの世界には「収益率配列リスク」という言葉があります。難しそうな名前ですが、中身はシンプルで、「同じ暴落でも、起きる順番で結果が変わる」ということです。
積み立て中の暴落は、むしろ安く買えるので後から効いてきます。ところが取り崩しを始めた直後の暴落は、資産が減っているところからさらに売ることになるので、回復するはずだった元本そのものが削れてしまいます。
ここを避ける方法は、実はそれほど難しくありません。相場が悪い年に売らなくて済む状態を作っておくこと。それだけです。あとで出てくるルール③につながります。
新NISAは「売っても枠が戻る」ので、急いで売る理由がない
意外と知られていないのですが、新NISAでは売却した分の非課税保有限度額が翌年に復活します(買ったときの金額=簿価ベース)。
- 生涯で使える非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
- 年間に投資できるのは、つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=360万円
- 売った分の枠は翌年に復活する(買値ベース。増えた分まで戻るわけではありません)
つまり、必要な分だけ売って、あとで余裕ができたらまた埋め直せます。「売ったら終わり」ではないので、まとめて売る理由がないんですね。ここを知ってから、出口についてかなり気楽に考えられるようになりました。
わが家が決めている、ゆるい3つのルール
ルール① 「給料が減ったとき」に、必要な分だけ下ろす
売るきっかけを相場ではなく収入の変化に置いています。退職して収入が下がったとき、「今月ちょっと足りないな」という分だけ、お財布から出すように取り崩す。
相場を見て判断しようとすると、上がれば「まだ上がるかも」、下がれば「戻ってから」となって、結局いつまでも売れません。判断の基準を自分の生活側に置くと、迷わなくなります。
ルール② 売るときも「小出し」にする
買うときに時間を分けたように、売るときも分けます。「今月はこれだけ」と決めて、少しずつ。
相場が下がっても「また上がったときに売ればいいや」と構えていられるのは、一度に大きく売らないからです。定期売却サービスを使えば自動でできるので、気持ちの負担も減ります。
ルール③ 「現金」というお守りを持っておく
私の中でいちばん大事なのがこれです。投資しているお金とは別に、数年分の「ふつうの貯金」を手元に置いておく。
これがあると、相場がガクンと下がったときに「今は貯金から出せばいいから、投資のほうは放っておこう」と思えます。さきほどの収益率配列リスクを、いちばん簡単に避ける方法でもあります。
- 現役のうち:生活費の6か月〜1年分(生活防衛資金)
- 取り崩しを始める前後:生活費の2〜3年分に厚くしておく
- 置き場所は普通預金でOK。増やす場所ではなく「売らなくて済むための場所」です
まとめ
- 取り崩しは「定額」と「定率」で性格が違う。定額は下がった年にたくさん売ってしまう
- 4%ルールは目安。日本では税金と為替がある分、3%前後からのほうが現実的
- 怖いのは暴落そのものより暴落の順番。取り崩し開始直後がいちばん効く
- 新NISAは売った枠が翌年復活するので、まとめて売る必要がない
- わが家のルールは①収入が減ったら ②小出しに ③現金のお守りを持っての3つ
お金を増やすのがゴールではなく、心地よく暮らすためのツールだと思っています。数字が増えるのを楽しむ時期が終わったら、次は自分の時間を楽しむために使うステージ。ガチガチに考えすぎず、自分のペースでゆるりと使い始めたいなと考えています。
※この記事は個人の考え方をまとめたもので、特定の商品の購入を勧めるものではありません。制度の内容は2026年8月時点のものです。最終的な判断はご自身でお願いします。
machiの間取り相談実施中!マイホーム計画中の方など、興味のある方は是非、ご利用ください!
一級建築士が間取り作成・セカンドオピニオン承ります お客様に合ったプラン、改善案をご提案します。
📚 このテーマの全体像はこちら
40代の資産形成は「増やし方」より「順番」です。現在地の把握から、生活防衛資金、NISAの活用、続けるコツ、教育費の備え、そして出口戦略まで、関連記事10本を順番に整理した総合ガイドを用意しています。


