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【いくらまで!?】いわゆる手取りの3割の落とし穴!

資産形成・NISA

こんちゃー!まちもちチャンネルのmachiです🎵

「家賃は手取りの3割まで」とよく言われます。わが家は手取り40万円なので、その基準なら12万円まで出せることになります。

実際の家賃は63,003円。手取りの15.8%です。

ただ、家賃だけを見ても意味がありません。駐車場代も、更新料も、光熱費も、住むために毎月出ていくお金です。全部足すと109,044円。それでも手取りの27.3%です。

つまりわが家は、光熱費まで全部入れて、ようやく「3割」の中に収まっていることになります。

逆に言うと、家賃だけで3割払っている人は、住居費では4割を超えています。わが家の実費を全部出して、そのことを書きます。

✅ この記事の結論
  • 「手取りの3割」に、駐車場代・更新料・光熱費は入っていない
  • 家賃だけで3割払っていると、住居費では4割を超える
  • わが家は光熱費まで全部入れて27.3%に収めている
  • そもそもあの3割は入居審査の基準であって、目指すべき水準ではない
  • 平均家賃と比べても意味がない。1Rも含む平均と、家族向けの家は並べられない
  • 賃貸の仲介手数料は原則0.5か月分が上限(1か月分が当たり前ではない)

まちもち家の住居費を、全部出します

まず、どんな家に住んでいるかから。

項目内容
間取り2DK・61㎡・メゾネットアパート
築年数35年
エリア首都圏
最寄駅徒歩18分
世帯大人2人・子ども2人(小学生)

ここに、毎月かかっているお金です。2026年8月の実績で、水道は2か月に1回の請求なので月割りにしています。更新料も月割りです。

費目月額備考
家賃63,003円 
駐車場14,700円2台分。1台は離れた場所を別途契約
更新料2,625円2年に1度・家賃1か月分を月割り
住む場所の小計80,328円手取りの20.1%
電気9,936円 
ガス7,769円 
水道11,011円2か月分22,022円を月割り
住居費 合計109,044円手取りの27.3%
驚くmochiのイラスト
家賃6万3千円って安いと思ってたけど、全部足すと11万近いんだね。
解説するmachiのイラスト
そう。でもここが大事でね。これで手取りの27.3%なんだ。「家賃は3割まで」って言われてるところに、光熱費まで入れて収まってる。家賃だけで3割払ってる人は、ここに駐車場も更新料も光熱費も乗る。実際は4割を超えてるはずだよ。

「手取りの3割」に入っていない4つのもの

あの3割には、住むために必要なのに入っていないものがあります。わが家の場合、家賃以外に46,041円ありました。

⚠️ 家賃の外にあるお金
  • 駐車場代。車が要る地域なら固定費です。わが家は2台で14,700円
  • 更新料。2年に1度でも、月割りすれば毎月のコストです
  • 光熱水費。建物の広さと性能で変わるので、これも物件選びの結果です
  • 火災保険。契約のたびにかかります

そして、そもそもの話をします。「手取りの3割」はどこから来た数字なのか。

賃貸を借りるときには入居審査があります。そこで求められるのが、月収が家賃の3倍以上あることです。裏返すと家賃は月収の3分の1まで、となります。

つまりあの3割は、貸す側が「この人は滞納しないだろう」と判断するラインです。借りる側にとっての「ここまでなら貯まる」という基準ではありません。

💡 払える家賃と、貯まる家賃

払える家賃=滞納せずに払い続けられる上限。これが手取りの3割。
貯まる家賃=払ったうえで、資産形成が進む水準。

この2つはまったく別のものです。3割は「合格ライン」ではなく「限界」です。


家賃63,000円のために、何を引き受けたか

安い家賃には理由があります。わが家が引き受けたものを、正直に書きます。

引き受けたもの実際どうか
駅から徒歩18分デメリットに感じていません。運動になっています
築35年古いです。ただし住むぶんには困っていません
お風呂の追い炊きなし家族の入浴時間がずれると冷めます。ここは正直、不便です
洗面と風呂が狭い朝は渋滞します
駐車場が1台分2台目は離れた場所を別に借りています

逆に、引き受けなかったものもあります。広さです。61㎡のメゾネットで、4人で暮らすのに困らない広さは確保しました。安さのために全部を我慢したわけではありません。

💬 「そんな物件、なかなかない」と思われた方へ

この家賃は、探し当てたのではありません。捨てた結果です。
駅から徒歩18分、築35年、追い炊きなし、洗面と風呂が狭い、駐車場は1台分。この5つを許容できるなら、選べる物件はかなり増えます。逆に、どれも譲れないなら、同じ広さで家賃は倍近くになります。

安い物件を見つける話ではなく、何を許容するかを先に決める話です。そこを決めずに探すから、条件を全部満たす高い物件しか残らないんです。

📊 相場と比べても、答えは出ません

総務省の令和5年住宅・土地統計調査によると、借家(専用住宅)の1か月当たり家賃は全国平均59,656円です。ただ、この平均には1Rも1Kも入っています。4人で住む61㎡と並べても、分かることはありません。

面積をそろえて1畳あたりで見ることもできますが、狭い部屋ほど1畳あたりは高く出るので、これも正確な比較にはなりません。

相場は、探すときの目安にはなります。決めるときの基準にはなりません。基準になるのは、自分の手取りと、自分が何を捨てられるかだけです。

質問するmochiのイラスト
追い炊きナシって、地味にきつくない?よく決断したね…。
解説するmachiのイラスト
きついよ。でもね、全部そろった物件は、全部そろった値段がついてる。どれを捨てるかを決めないと、家賃は下がらない。うちは広さを取って、設備と駅距離を捨てた。逆の人がいてもいい。捨てるものを自分で選んだかどうかが大事なんだ。

逆に、ついてきたもの

安い物件が全部劣っているわけではありません。この物件には、家賃に含まれているものがあります。

✅ 家賃に含まれているもの
  • インターネット無料。これが一番効いています
  • 宅配ボックス付き。再配達の手間がありません
  • 小さいですが庭付き。子どもがいると、これは大きいです

インターネット無料は、実質的な値引きです。自宅の回線を月5,000円とすると、家賃63,003円は実質58,003円。手取りの14.5%まで下がります。

ここも「家賃という数字だけでは判断できない」という話につながります。家賃65,000円でネット込みの物件と、家賃60,000円でネット別の物件なら、前者のほうが安いことがあります。


契約のときに削れるお金があります

ここはあまり知られていないので、はっきり書いておきます。

賃貸の仲介手数料は、原則として家賃0.5か月分が上限です。国土交通省の告示に、こう書かれています。

居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たって当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の二分の一に相当する金額以内とする

「1か月分」を請求できるのは、依頼を受けるときに承諾を得ている場合だけです。何も言われずに1か月分を払っているなら、そこは確認する余地があります。

💬 契約前に確認しておくこと
  • 仲介手数料は何か月分か。1か月分なら、いつ承諾したのかを聞いていい
  • 火災保険は指定の商品でないといけないのか。自分で選べる場合があります
  • 更新料はいくらか。2年ごとに家賃1か月分なら、月割りで家賃が4%上がるのと同じです
  • 駐車場は含まれるのか、別途か。台数分あるかも確認

家賃1,000円の値下げ交渉より、初期費用と更新料のほうが動く金額は大きいことがあります。


浮いた分は、どこへ行ったか

ここが一番書きたかったところです。

仮に家賃を「手取りの3割」いっぱいの12万円にしていたら、差額は毎月約57,000円。年間で約68万円です。

わが家の総資産は7,852万円で、うちリスク資産が6,231万円。この差額を積み上げてきた結果が、そこに入っています。

うれしそうなmachiのイラスト
家賃を下げるのは、一度やれば毎月ずっと効くのがいいところ。食費みたいに毎日がんばらなくていい。引っ越しの決断を1回するだけで、効果が何年も続く。固定費の中でも家賃がいちばん大きいから、ここが動くと家計はまるごと変わる。

ただし、賃貸を選ぶなら、もうひとつ考えておくことがあります。家賃は死ぬまで続くということです。

老後資金の目安としてよく使われる家計調査の数字は、持家率95.5%の世帯のもので、住居費は月17,739円しか入っていません。賃貸のまま老後を迎えるなら、家賃分は自分で用意しておく必要があります。

この話は長くなるので、いくら貯めれば安心かを計算し直した記事にまとめました。賃貸なら、必要額は3倍近く変わります。

わが家はそれを前提に資産形成をしています。家賃を下げるのは、今の家計のためだけではありません。


まとめ

📝 この記事のまとめ
  • わが家は光熱費まで含めて109,044円、手取りの27.3%に収めている
  • 家賃だけで3割払っていると、住居費では4割を超える
  • 「手取りの3割」に駐車場・更新料・光熱費・火災保険は入っていない
  • あの3割は入居審査の基準。払える上限であって、貯まる水準ではない
  • 家賃を下げるには何を捨てるかを自分で決めるしかない
  • 相場は探すときの目安。決めるときの基準にはならない
  • 仲介手数料は原則0.5か月分が上限

安い家に住むことが偉いとは思っていません。広い家に住みたい人は住めばいいです。

ただ、何を選んで、何を捨てたのかを自分で言えるかどうかは、大きな差になります。追い炊きがないことも、駅から18分歩くことも、わが家は選んで受け入れました。だから不満がありません。

家賃は、家計の中でいちばん大きい固定費です。ここを一度決め直すだけで、あとは何もしなくても効き続けます。

※本記事の住居費は2026年8月の実績です。家賃・相場・制度は地域と時期によって異なります。仲介手数料や契約条件については、実際の契約前に必ず書面でご確認ください。

📖 この記事の主な出典

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