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こんちゃー!一級建築士のmachiです🎵
手元に100万円あったとして、住宅ローンの繰上げ返済に使うか、NISAで投資に回すか。
「借金は早く返したほうがいい」という直感は正しく思えます。でも実際に計算すると、時期によって答えが逆転するんです。しかも2026年は日銀が政策金利を1.0%に引き上げた金利上昇局面。この分岐点が動きつつあります。
この記事では、感情論ではなく数字で判断するための軸をお伝えします。
- 繰上げ返済の「本当の利回り」の考え方
- 住宅ローン控除が判断をひっくり返す理由
- 控除期間中と控除終了後で答えが変わる仕組み
- 金利が上がるとどう分岐点が動くか
- まちもち家が実際に選んだ道
繰上げ返済の「利回り」は、ローン金利と同じ
- 利回り:あなたのローン金利と同率
- 確実性:100%確実(値動きなし)
- 税金:かからない
- 弱点:一度返すと、そのお金は二度と引き出せない
この見方をすると、比較の構図がはっきりします。「ローン金利」と「投資の期待リターン」のどちらが高いかという勝負です。
ただし——ここにもう一つの主役が登場します。
住宅ローン控除が判断をひっくり返す
住宅ローン控除は、年末時点のローン残高の0.7%が所得税・住民税から差し引かれる制度です。最大13年間受けられます。
ここで「実質金利」という考え方をします。
- 変動金利の目安(2026年8月):年1.082%
- 住宅ローン控除:年0.7%
- 差し引きの実質負担:年 約0.38%
つまり控除を受けている13年間、実質的な金利負担は0.4%程度まで下がっているということです。この状態で急いで繰上げ返済をするのは、年0.38%の確実な投資に資金を投じるのと同じ意味になります。
- 控除額は納めている税額が上限です。もともとの所得税・住民税が少なければ、0.7%を満額使えないことがあります
- その場合、上の計算より実質金利は高くなります
- ご自身の源泉徴収票で、実際にいくら控除されているか確認してください
控除期間中と終了後で、答えが変わる
ここまでを整理すると、時期によって有利不利が入れ替わることが見えてきます。
| 時期 | 実質的な金利負担 | 繰上げ返済の利回り | 判断の傾向 |
|---|---|---|---|
| 控除期間中(〜13年) | 約0.38% | 約0.38% | 投資に回す価値が高い |
| 控除終了後 | 約1.08% | 約1.08% | 判断が拮抗してくる |
| 控除終了後+金利上昇 | 2%以上も | 2%以上 | 繰上げ返済の価値が上がる |
それでも投資には「不確実性」がある
ここまで読むと「控除期間中は投資一択」に見えるかもしれません。でも大事な違いを見落としてはいけません。
| 比較項目 | 繰上げ返済 | 投資(NISA) |
|---|---|---|
| リターン | ローン金利と同率 | 期待はできるが確約はない |
| 確実性 | 100%確実 | 元本割れの可能性あり |
| 税金 | かからない | NISAなら非課税 |
| 流動性 | 戻せない | いつでも売却できる |
| 精神面 | 借金が減る安心感 | 値動きに耐える必要 |
- 繰上げ返済したお金は、家という動かせない資産に変わります
- 失業・病気・教育費の急増が起きても、返した分は引き出せません
- 一方、投資に回した資金は必要になれば売却できます
- 生活防衛資金を確保する前に繰上げ返済をするのは、最も危険な選択です
まちもち家が選んだ道
私たちの詳しい経緯は別記事にまとめています。数字も全部公開しています。
👉 【世帯7,300万円達成】家を買うお金でオルカンを買い続けたら8年で準富裕層になった話
結論:優先順位はこの順番
- ① 生活防衛資金(生活費の6か月〜1年分)は確保できているか
→ できていないなら、繰上げ返済も投資もまだ早い。まず現金を貯める - ② 住宅ローン控除の期間中か
→ 期間中なら実質金利は低い。繰上げ返済を急ぐ理由は薄い - ③ 控除が終わっているか、金利が上がってきたか
→ 実質金利が上がるほど、繰上げ返済の価値が高まる - ④ 値動きに耐えられるか
→ 眠れなくなるなら、期待リターンが高くても投資は向かない
まとめ
- 繰上げ返済は「ローン金利と同率の、確実で非課税の投資」と考えられる
- 住宅ローン控除(残高の0.7%)があるため、控除期間中の実質金利は0.4%程度まで下がる
- そのため控除期間中は投資に回す価値が高い
- 控除終了後や金利上昇局面では、繰上げ返済の利回りが自動的に上がる
- ただし繰上げ返済は資金を二度と引き出せない。生活防衛資金が先
- どちらか一方に決めず、配分を分ける折衷案も合理的
※本記事は2026年8月時点の情報に基づく一般的な解説であり、特定の金融商品の売買や返済方法を推奨するものではありません。記載の金利・控除率は変更される場合があり、シミュレーションは一定の条件を仮定した試算です。将来の運用成果を保証するものではありません。実際のご判断はご自身の責任でお願いします。
繰上げに回すにせよ投資に回すにせよ、元手は多いほうがいい
繰上げ返済か投資かを考えている時点で、すでに家を買って返済中の方だと思います。どちらを選ぶにしても、回せるお金が多いほど結果は良くなります。
SUUMO(リクルート)が新築購入者向けのアンケートを実施していて、回答すると5,000円分のギフトカードがもらえます。金額としては小さいですが、この記事の試算に入れる元手が増えるという意味では同じ性質のお金です。
対象になるのは、新築マンションを買った方(全国どこでも)と、新築一戸建てを買った方(関東・関西・東海に限る)です。一戸建ての対象地域は、関東=東京・神奈川・埼玉・千葉と茨城の一部、関西=大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀、東海=愛知・岐阜・三重・静岡。回答にはアンケートの入力に加えて、売買契約書など正式な書類の写真をアップロードする必要があります。
※一級建築士としての本音を書いておくと、上の地域と条件に当てはまらない方は、そもそも応募できません。契約書の写真を出すことに抵抗がある方も、無理に出す必要はないと思います。当てはまる方には、入力の手間に対して受け取れる金額が大きいので、やっておいて損はない、というくらいの温度感です。
★回答者全員に5000円★新築マンション・新築一戸建て購入者アンケート★
国内にて新築マンション、または首都圏・関西・東海にて新築一戸建てを購入された方!
■■■■回答者全員に5000円!!■■■■
この記事の分岐点は、あくまで一般的な条件での計算です。実際にどちらが有利かは、繰上げに回せる金額・残りの返済年数・想定利回りで変わります。
「NISA積立・配当金シミュレーター」に、繰上げ返済に充てようとしている月額と年数を入れてみてください。同じお金を投資に回したときの金額が出ます。記事の返済額シミュレーションと並べれば、わが家の分岐点が見えます。登録不要・無料です。
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繰上げ返済の前に、教育費のピークを把握しておきましょう
家づくりのお金は「建てる費用」と「持ち続ける費用」の2階建てです。買うかどうかの判断から、建築費の全項目、依頼先の選び方、30年後のメンテナンス費用まで、関連記事を順番に整理した総合ガイドを用意しています。
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それではまた!machiでした🎵



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